元暴走族で気性の荒い冨樫とエスペリオンスポンサーである海堂電機のご令嬢、海堂杏里。
この二人は事あるごとに絡み、恋路をにおわせるようなシーンさえ見られます。
冨樫のタイプは名言されていませんが、杏里のような気の強いタイプは嫌いじゃないようです。
しかし杏里はアシトのことが大好き。。。
今までのポイントを振り返りながら今後の二人の関係を予想していきます!
冨樫と杏里 2人の出会いは?
練習中にも見たことぐらいはあったかもしれませんが、二人が初めて会話をし、お互いを認識したのは入学式のときです。
アシト・大友と昇格生がケンカをしたとき、アシトは黒板に練習のときの全員の位置を正確に黒板に書きだしました。
アシトの能力に気づき、みんなが教室を去った後も残っていたのが、遊馬・冨樫・杏里の三人でした。
早い段階からアシトに心を奪われた3人というとらえ方もできるかもしれません。
ここからこの3人の絡みや、冨樫との絡みがどんどん増えていきます。
杏里、アシトDF転向の理由を冨樫・遊馬に尋ねる
ある日の練習後、杏里は冨樫と遊馬にアシトのDF転向の理由を聞きます。
冨樫は初めは相手にしませんでしたが、遊馬から「杏里はサッカーの監督を目指している」ことを聞き、驚き、一瞬言葉を失います。
その後も冨樫は杏里の発言に感心したり、真剣にアドバイスしたりするなど、杏里の監督への想いを尊重しているように思います。
杏里が監督になりたい、という想いをダイレクトに伝えられたのは冨樫だけなのではないでしょうか。
杏里、お弁当を持ってくるも、渡せず
多摩大付属戦後、おそらくアシトのために作ってきたと思われるお弁当を冨樫へ渡すシーンがあります。(9巻参照)
冨樫は、杏里の様子から自分に作ってきたものではないことを察したようですが、それが誰のためにつくってきたのかは分かっていないようです。
一度は断る冨樫ですが、杏里の寂しそうな表情に断り切れず、持ち帰ろうとする杏里から弁当を奪います。
冨樫のやさしさに少し驚く杏里。
少し冨樫のことを見直したのかもしれませんが、この時はどんどんアシトへの想いが募っている最中。
しかし、気にかかる存在になるきっかけになったのがこの場面でしょう。
杏里、冨樫に指摘
冨樫はAチーム途中出場を果たし、何かを掴みかけたアシトを見て、複雑な表情を見せます。
そこへ杏里は冨樫へ鋭い指ひと言。
「なんでそんな顔をするんです?思ったより、つまらない人だったんですね、冨樫選手。」
冨樫はアシトのことを下に見ているのではないか?アシトから学ぼうとしたことがあるのか?としきりにまくしたてます。
それに対して冨樫は「女が口挟むなや」と、バッチバチ。
杏里は冨樫の成長のためには、アシトの視野が必要だということを見抜いていたんでしょう。
この杏里のアドバイスのおかげで、自分の足りないものに気づき、アシトからヒントを得ようと夜練をはじめます。
たまたま夜練に参加した杏里にも謝り、二人は見事仲直りを果たします!
船橋戦後、杏里号泣!冨樫は杏里の気持ちを知る!
船橋学院との対戦時、危うい目をしてサッカーのこと以外全く見ようともしなかったアシト。
結果として、レッドカードをもらい、退場してしまうアシトを見て、花は号泣。
続けてアシト母の「アシトを愛してくれているのね」という問いかけに対しても「はい」と答える花。
それを見て複雑な表情を見せる杏里でしたが、試合後、一人になると杏里は号泣してしまいます。
花の、アシトへの想いをダイレクトに聞いてしまったこと、アシトが退場し、ボロボロになってしまったこと、いろいろなことが重なり涙を堪えきれなかったのでしょう。
そこへ現れる冨樫。
そこで初めて杏里のアシトへの想いを聞きます。
冨樫の反応はいたって普通のもの。
あれを好きになる女は大変だぜ。と言うにとどまります。
今後の冨樫と杏里の関係は?!
冨樫と杏里の絡んだシーンを振り返りましたが、今のところ、お互い異性として意識している様子はないです。
ただ、冨樫は監督を目指す杏里を尊敬しており、杏里もまたプライドを捨てて成長していく冨樫のことを一目置いている、というお互いがお互いを尊敬しあっている関係であることは間違いありません。
冨樫は、船橋戦以降も、杏里に電話通話をしながら試合の解説をしてあげるなど、二人の仲はどんどん深まっています。
今後、何かのきっかけで、冨樫が嫉妬心を抱くような描写があれば、一気に進展する可能性はあると思います!
冨樫が杏里へどんなアプローチをしていくのか気になりますよね!
やはり湘南ドライブになるのでしょうか、それともサッカー観戦に延々と付き合ってあげるのでしょうか。
何事もなく終わる可能性が半分以上占めている気もしますが、何かほんの少しの表情だけでも、可能性だけでも示してほしい!
です。
まとめ
富樫と杏里の関係、考えれば考えるほど気になりますね。
アシトと花ちゃんの間に入れる可能性はほぼゼロに近いので、杏里は完全に負け戦です。
傷ついた心をなんとか癒してあげてくれ、富樫。
そして、よき理解者として、そばで杏里を見ていてくれ!頼んだぞ富樫!
アオアシ ©小林有吾/小学館/ビッグコミックスピリッツ