アオアシの真面目キャラと言えば橘ですよね。
橘は、武蔵野ジュニアユースからセレクションを勝ち抜きエスペリオンユースに入団しました。
技術的には同期でもトップクラスの実力があるものの、壁に当たるたびに落ち込み、挫折してしまいます。
しかしながら、そこで何度となく立ち上がり、その度に覚醒して強くなるのが橘です。
今回はそんな橘の覚醒シーンや名場面を紹介します!
橘 総一郎 とはどんな人物?
橘は、真面目で仲間想いな選手です。
仲がいいのは、アシト・大友(セレクション組)で、夜練に付き合ったり、他校の偵察にいったりすることで、絆をより深めています。
背は高くないものの、武蔵野ジュニアユース時代から培ってきたテクニックは同期の中でもずば抜けており、都リーグで得点王になりかけた程です。
技術はあるのに、うまくいかないと落ち込むことも多いですが、その度に乗り越えることで橘は強くなっていきます。
橘の生真面目さがよくわかる!浅利のアシトへの謝罪に対し「レッツプレイフットボール」
橘の生真面目さがよく出ている場面があります。
それは、成京戦の後、焼き肉屋にて、浅利がアシトに入学式での一件を謝ったときのことです。
当時その場にいたわけでもない橘が立ち上がり、「気にしないでくれ。」と言い、語り出します。
この時点でアシト・大友は目が点。
「そうやって本音をぶつけ合って成長していける。これこそが「仲間」ってものじゃないか!浅利・・・レッツプレイフットボール!(握手)」
ここはもう橘の独壇場。アシト・大友・浅利、みんな赤面でただただ橘の話を聞いています。
続けて大友にも浅利との握手を求める橘。
これでアシト達と昇格生の壁はなくなりましたが、ここまで爽やかに恥ずかしいことを言えるのはエスペリオンでも橘ぐらいですよね(笑)
連戦連敗で伸び悩んでいたが、武蔵野戦で覚醒!
アシトのDF変更後、FWを任された橘。
しかし、結果は得点不足により負けが続き、橘は自分を責めます。
多摩大付属戦では、義経の個人技を見て完全に自信喪失。
後半の得点のチャンス時には、アシトに「オフサイドポジションだよ。お前がいたとこ。」と言われ、また落ち込んでしまいます。
「次の試合(武蔵野戦)に出さないでください」とまで言ってしまう橘を救ったのが望の武蔵野戦スタメン発表時のこの一言。
「これがこのチームのベストメンバーだ」
この言葉で橘は立ち直り、夜連を皆に提案するなど、どんどん明るくなっていきます。
そして武蔵野戦では大躍動。
パスを受け、自信満々にけり込む橘。
こんなにノッているのはセレクション以来ではないか、という躍動ぶりです。
武蔵野にボールを取られてしまうことで諦めそうになってしまうけれでも、アシトのセンタリングにまた勇気をもらい、ゴールに叩き込みます。
橘、完全復活です。
青森星蘭戦で大抜擢!何もできない橘へ福田が起死回生の一言!またも橘が覚醒!
Aチームに上がり、主力組が抜けていたこともあり、青森星蘭戦にスタメン出場した橘。
しかし、青森星蘭が仕掛けるストーミング戦術により、エスペリオンの陣形が乱されたことにより、橘は大混乱。
いつも通りのプレーができません。
それどころか走らされすぎて足がもつれ、ボールを取られまくり。
なかなか良いところが見いだせず、相手からも「穴」だと認識されているようです。
それを逆手に取ろうとする福田は橘で点を取るように指示します。
橘は自信なさそうな顔で、「なんで僕なんですか、、、」と聞きますが、福田は、「お前にはもうひと段階あるだろ、それに賭ける」と橘を鼓舞し、ピッチへ送り出します。
そして、北野蓮からボールを奪った阿久津は橘までボールをつなぎます。
ここへ来てキレが増す橘。
相手DFを交わし、一気にゴール前へ。
そして、1度DFにはじき返されても、2度目のシュートで枠を捕えますが、槇村の好セーブに阻まれます。
ただ、シュートまで持っていったことで青森に与えた精神的ダメージは大きく、福田も望も橘のプレーを高く評価しました。
「お前を出してよかった。よくやった。」
全く歯が立たなかった自分をたった1プレーで評価してくれた、自分のことを自分以上に分かってくれた福田からの言葉に感動して胸を打たれている橘。
本当によくやった橘!そして福田監督、やっぱり指導者としてすげえ!
まとめ
橘の真面目さ、本当によく描かれていますよね。
そして福田、望の指導のすばらしさ。
橘を上手に鼓舞し、育て上げています。
まだまだメンタルの弱い橘ですが、プロになるまでにメンタルを鍛えぬき、トップチームで活躍している姿が見たいものです!
ただ、みんなが恥ずかしくなってしまうような真面目な言葉も平気で言える点は、インタビューで活きるかもしれません!
アオアシ ©小林有吾/小学館/ビッグコミックスピリッツ