必読!シャドーハウスの魅力は、”ほのぼの”と”不穏さ”のギャップにあり!

2021年7月現在、アニメが大きな注目を集めて完結した上に、連載中のヤングジャンプでも大盛り上がりを見せているシャドーハウス。

気になっている方や、アニメを見たけど、原作どうしようかな、と思っている方も多いのではないでしょうか。

反対に漫画やアニメを見た人でも、こんな不安があるかもしれません。

「ちょっと見たけど不気味そう、、、ホントに面白いの?」

「エミリコのテンションについていけなくて、、、」

かく言う私も、ヤングジャンプでチラッと目に入ったシャドーハウスを見て、

「影が子どもたちに酷いことしてそう。(ヒイッ)」

となって、即キングダムを読み始めたことがあります。

ここから得た教訓は、

シャドーハウスは、途中から読んではいけない

ということ。

私は結構途中から読んで、面白くて、1巻から全巻一気買いみたいなことをしていましたが、シャドーハウスについてはそれはオススメできません。

その理由は、

途中から読んでも、不気味すぎるから

です。

そして、出来れば漫画から読むことをオススメします。

アニメから入ると、主人公のエミリコが明るすぎて、それだけで無理になってしまうことがあるんですよね、、。

私は漫画からでしたが、かつて「メイドインアビス」をアニメから見ようと思った時に、主人公のリコがやかましすぎて挫折した経験があるので、その気持ちは分かります。

なので、シャドーハウスは、1巻から漫画で読みましょう!

それではさっそくシャドーハウスの魅力についてみていきます!

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目次

シャドーハウスってどんな漫画?

まずはこれを説明させてください。

シャドーハウスは、断崖にたたずむ来客のいない不気味な館です。

来客、2021年7月現在、ほんとにゼロです!!!

なんという閉鎖された空間!

そして、その館には、貴族のまねごとをしている顔のない”シャドー”と人間そっくりに作られた”生き人形”が暮らしています。

人形と影の同居!怖いですね~、不気味ですよね~。

生き人形は、シャドーに仕えるメイドのようなものです。

基本的に主人であるシャドーと一緒に行動します。

そして、もう一つの重大な役割は、主人の”顔”をつとめること。

顔の無いシャドーの感情は、生き人形の顔によって表現されます。

そうなんです!

生き人形は、主人が別のシャドーと会うときは、自分の感情ではなく、主人の感情を自分の顔で表さなければならないのです!

かなりの重労働!

続いて、簡単に主要な登場人物を紹介です。

主なシャドーのキャラクター
□ケイト・・・エミリコの主人、頭は良いが、ネガティブになりがち。

□ジョン・・・エミリコの同期であるショーンの主人。楽観的でうるさい。

□パトリック・・・繊細で優しい。プライドが高いが、優秀ではない。

主な生き人形のキャラクター
□エミリコ・・・明るくて感覚的。圧倒的ポジティブ。

□ショーン・・・頑固だがやさしい。エミリコのことを放っておけない。

□リッキー・・・プライドが高く、ずるがしこいが、優しい一面もある。

このほかにもたくさんのキャラクターが登場しますが、

みんながみんな、個性的!!!

特徴ありすぎて、すぐに覚えてしまいます!

さあ、いよいよシャドーハウスの魅力に迫っていきます!

シャドーハウスの魅力を徹底解説!

①シャドーと生き人形の主従関係が尊い!お互いを想いやる姿に涙!

主に描かれるのが、主人公であるケイト(シャドー)とエミリコ(生き人形)の日常ですが、

なんといっても、この二人の関係が尊い!!!尊すぎる!!!

普段からおとなしく、時にはネガティブになってしまっていたケイトに対し、エミリコは、全力の明るさで応えます。

初めは苛立っていたケイトも、いつの間にか、エミリコのポジティブさに救われ、エミリコを愛おしく思うようになります。

本当にエミリコすごいんです!!マイナスな感情を吹き飛ばしてくれる!それどころか、いろんな人たち(+シャドーたち)を救っていきます!

ケイトなんて、「たまには私のことも見てほしいけど」と、エミリコがみんなのことを気にかけていることに嫉妬する場面すらあります。

こういうセリフからも、ケイトの奥ゆかしさみたいなものが感じられて、好きになってしまうんですよね~、シャドーなのに!!!

そして!尊すぎる場面を1つ紹介します! 

ある理由で離れ離れになった二人が再開するシーン。

エミリコはケイトのために色んな試練を乗り越えた、早くケイトに会いたかった、と言うことを涙交じりに、それでも笑顔で語ります。

ケイトはその姿に感動しますが、大きなリアクションはとりません。

エミリコの話を「そんなことがあったのね。」「私も見たかったわ。」などと、静かに、でも幸せな時間を噛みしめるようにあいづちを打ちます。

ここ、泣けます!!!

というか、私は号泣しました!

こんなに愛おしい関係の主人と従者がいたでしょうか。

いや~そういわれても興味ない。って方も、この話までは見てください!

シャドーハウス第4巻収録の40話!

ここまで見てつまらなかったら切り捨てて頂いて構いません!!

もちろん、ケイトとエミリコ以外の主従関係も素晴らしいです。

中でも同期は最高です。ぜひコミックスで。

ただ、微笑ましいばかりではなく、常につきまとう不穏さがあります。

それが次の魅力!

はい、ドンッ!1

②小出しにされる館の謎とヒント、考察意欲がかりたてられる!!

そうです!考察しがいがあるのです!

なんといっても、2021年7月現在、多少の伏線回収はあったものの、

シャドーハウスについて、ほとんど何も分かっていない

状態です。

ただ、面白いんです!

それは、シャドーの謎、館の謎、主の謎、ケイトの謎、といろいろな謎が少しずつ明らかになっていくからです。

漫画ってそういうものでしょ?と思うかもしれないのですが、衝撃的な話をお伝えします。

※ネタバレ注意!この後読んだことは忘れてください!絶対に振り返ってはいけません!

漫画2巻で、エミリコと同期たちが深夜の見回りをしているときに出会った、ローブ様という謎の存在。

この存在がシャドーハウスの存在を、更に不気味なものにしていました。

ただ、このローブ様の正体が暴かれるまで、なんと48話かかっています!

約5巻分です!

これには、作者側の都合もあったようではありますが、それにしても長い!

さらには、1巻での謎もまだ明かされていなかったりと、まだまだ謎ばかり、、、。

ただ、この謎について考えるのが楽しいんですよね~。

え、これってまさか???とか、おいおい、そんな力があったのか、じゃあこれはどうなるんだ?とか。

とにかく、気になり出したら止まりません!止まらない思考の連続!

これがシャドーハウスの第2の魅力です。

想像しやすいように作られているのか、楽しくて仕方ありませんね。

そして、考察しなくても、先ほどの主従関係の尊さだけでも十分に楽しめる。

さらに、キャラがかわいい!!!

エミリコの先輩にミアという先輩生き人形がいるのですが、可愛すぎです!!!

話がそれてしまいましたが、先ほど述べた通り、シャドーハウスの謎はほとんど明かされていません!

今からでも全く遅くありません!一緒に考察しましょう!

そして、盛大に作者に裏切られましょう!(良い意味で)

シャドーハウスのメインテーマは、「個」の尊重!

いきなり思想っぽくなりましたが、作者が訴えたいのはこれに尽きると思います。

「個」の尊重!「個」の自由!

またもやネタバレになってしまいますが、これを象徴しているシーンを2つ紹介します。(アニメより抜粋)

①ケイト「頑張ってね、エミリコ、あなたらしく」

ケイトがエミリコに名前を付けてあげたあとにボソッっといったセリフです。
(アニメシャドーハウス1話 ©ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会)

このシーンは漫画にはなく、アニメで独自に挿入された話です。

というのも、漫画では1話から既にエミリコには名前が付けられているのです。

それにも関わらず、1話のこの話を独自に挿入してきたということは、”重要だから”でしょう。

そして早速次のシーン。

②パトリック「あんな生き人形、じゃない。エミリコだ。そしてお前はリッキーだ。」

(アニメシャドーハウス12話 ©ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会)

パトリックはケイトの同期のシャドーで、リッキーはエミリコの同期の生き人形です。

このパトリックというシャドーが、繊細で優しくて真面目で、いいキャラなんですよねぇ。

それはさておき、このシーンもアニメのオリジナルシーンです。

パトリックからこの発言を受けて、リッキーは、ハッと、心を打たれたような顔をします。

しっかりとした口調で、はっきりと伝えられたこのシーンは印象的でした。

この2つのシーンは何かを訴えかけている!!

さきほどのシーンも含めて、アニメの話についてはしっかり原作作者と打ち合わせて作っているものですので、

そこであえてこの2つのシーンを入れるということは、作者からのメッセージを感じずにはいられません!

「あなたらしく」「おまえはリッキーだ」というセリフは、

・主人と従者という関係であっても、対等であり、

・顔という役割はあっても、一人の個として存在しているのだ、

ということを伝えたいのではないでしょうか。

そして、シャドーハウスでは、生き人形はあくまで人形、という考え方しかされていません。

館の考え方を否定し、個の大事さを訴えるということは、

考えもいろんな考えがあっていいんだ、そうあるべきだ、

というメッセージなのではないでしょうか。

そして、このシャドーハウスの考え方やシャドーハウスそのものに対抗していくのがケイトなのです。

まさに自由を求める革命家が、ケイト!

そしてその有志たちがジョンやパトリック、そしてエミリコやショーン、リッキーなのです!

自由を求めて運命に抗うこどもたちをこの目で見届けましょう!!!

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まとめ

シャドーハウスの魅力、いかがだったでしょうか。

少なくとも、シャドーと生き人形の関係の尊さは伝わったのではないでしょうか。

私も初めは、アニメ化するし読んでみるか~、程度でした。

しかし、そこに待っていたのは沼でした。

気づいたらシャドーハウスのことを考えている。ブログの記事にしてしまっている。

それだけ面白い、ということなんです、

皆さん、ぜひ。

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