前回、吉祥寺先生がアビ子の自宅を訪問しました。
そこで繰り広げられた激しい口論。
散々言い合った末に、アビ子は、「どうしたら人と上手く出来ますか?」と本音をこぼします。
何はともあれ、吉祥寺先生の活躍で、アビ子の心には何かが残ったはず。
そして今回、アクアからの贈り物をきっかけに、アビ子が制作側に歩み寄り、、、。
推しの子 ネタバレ 四十九話 リライティング
アクアからの贈り物は、ステアラのチケット!
恩師である吉祥寺先生からもらったものは、アクアが感動したステージアラウンドが会場の演劇チケット。
一方、総合責任者の雷田は、ステアラの中の一室で、頭を悩ませています。
そこへスタッフ登場。
スタッフ「雷田さん大変です!帰りのお客さんの中に・・・・「東京ブレイド」作者のアビ子先生が!」
推しの子 ©赤坂アカ・横槍メンゴ/㈱集英社/ヤングジャンプ
飛び起きる雷田。
”連れてきて!おもてなし!おもてなし!”と、大慌て。
連れてこられたアビ子先生は、ちょこん、と、テーブルをはさんで、雷田の前の席に座ります。
私はこの一コマで、「か、、、、かわいい。。。なんて可愛いんだアビ子。」ってなりました。
雷田がアビ子に感想を聞くと、アビ子は、淡々と感想を述べます。
”思ってたのと全然ちがった。脚本を書く上でとても参考になった”と話すアビ子に、”アビ子先生が書く脚本が楽しみ”とゴマをすりかける雷田。
しかし、ここでアクアの一言(「でもなんとか出来るのは雷田さんだけですよ」)を思い出します。
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雷田「先生。腹割って話しませんか?」
雷田は口調を変えて、アビ子に訴えかけます。
・結果を出さなければ出版社に失望されてしまい、雷田の会社が仕事をもらえなくなる可能性があること。
・アビ子がGOAさんの脚本をOKしない限り、アビ子が作った脚本をそのまま採用しなければいけないこと。
・そして、演劇に関して素人のアビ子が書いた脚本では、グダグダな舞台になってしまうだろうこと。
これに対し、「脅してるんですか?」と焦りながらも答えるアビ子。
”僕は100人以上の仕事を守らなきゃいけない。ジジイのチンポの1本や2本しゃぶる覚悟で仕事してるんです!”と鬼気迫った表情でアビ子に訴えかけます。
アビ子が「チ・・・!?」と怯んだ瞬間を見逃さない雷田。
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雷田「この舞台見てくれたんですよね?GOAくんの仕事を信じてみてくれませんか・・・?」
アビ子もまた、吉祥寺先生の言葉(「歩み寄りなさい。メディアミックスは他人との共同制作」)を思い出します。
”分かりました。私もプロの仕事を信じます。ただし、1つ条件が。”
ついに、アビ子が制作側に歩み寄ることに。
ついに覆した意見!GOAとのリモート作業の末にできた脚本は、、、!?
雷田の調整により、GOAとアビ子のリモート作業が始まりました。
アビ子の提案は、直接GOAとやり取りしたいということだったみたいです。
GOAの書いた脚本にアビ子が意見し、修正しながらすり合わせていきます。
通常、原作者と脚本家が直接作業すると、仲良くなるか悪くなるかのどちらかだ、と雷田は心の中でつぶやきます。
ただ、今の二人は超絶仲の悪い状態なので、そこは心配していない。
しかし、ここで雷田には一つ懸念があるが、、、。
ここで雷田は退出。
話していくうちに、だんだんGOAもアビ子の考えをくみ取れるように。
GOAの修正に、アビ子も「ありあり。わかってるじゃないですか。」と楽しそうに意見するように。
GOAの舞台装置を考えた修正についても耳を傾けるようになります。
さらに、「そういえば、GOAさんが脚本書いた舞台観ました。」とアビ子が切り出します。
「どうでした?」と尋ねるGOAに対し、
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アビ子「大分好き、でした・・・。」
照れながら、恥ずかしそうになりながら言うアビ子、可愛すぎます。
まるで告白でもされたような気分になりました。
GOAは、それを聞いて上機嫌。
アビ子は”東ブレでもあんな感じをだしてほしい”と言うと、GOAは、大分ノリノリになってきます。
アビ子もノリノリ。
”じゃあココも舞台効果で済ましちゃって””この台詞もカットで良いですよね””ここも要らない”
なんだか、どんどんセリフがカットの方向に、、、。
しかし二人は楽しそうにどんどん作業を進めます。
”カットカット!””カットカット!””あははは!””あはははは!”
一夜明け、キラキラした瞳で雷田に報告するアビ子。
推しの子 ©赤坂アカ・横槍メンゴ/㈱集英社/ヤングジャンプ
アビ子「GOAさんのお蔭でかなり良い脚本になりました!!役者さんが演じてるシーンが目に浮かぶようです!」
雷田は思いっきり苦笑い。
どうやら懸念していたことが的中してしまったようです。
懸念していたこととは、”クリエイターが団結するとトガッた作品になりがち”だということ。
ただ、上手くハマれば凄いものになるのも分かるし、時間もないし行くしかない、、、。
頭を悩ませながらも、雷田は脚本を了承したようです。
そして、視点は稽古場へ。
GOAがリライトした脚本の内容は、説明台詞がゴリゴリ削られて、「動き」だけでどうにかしないといけないシーンが多い、というもの。
これを見た出演者の反応は様々です。
もちろんメルト君は白目をむいて口あんぐり。
アクアも、少し焦っているような感じ、攻めた台本に、唾を飲み込んでいるような表情。
対して、あかねは、目を輝かせて喜んでいるようです。
そしてそして、重曹ちゃんこと有馬かなはというと、”とんでもないキラーパス脚本じゃない”と言いながら、やる気は十分。
むしろ難題を突き付けられて興奮すらしている様子で、頬を赤らめています。
推しの子 ©赤坂アカ・横槍メンゴ/㈱集英社/ヤングジャンプ
有馬かな「失敗したら責任は全部こっちのせいってワケね。大分無茶ぶりが過ぎるんじゃないかしら。」
さあ、有馬かなVSあかね、面白くなってきたあ!!!